このページでは、弊社の「放射線の見える化」の研究開発について掲載しています。
放射線防護服の研究開発については以下のリンク先をご覧ください。

放射線の見える化

社会的背景

  • 社会経済的背景
    原発事故による放射線対策として、地域住民に配布、土壌汚染調査に幅広く活用可能である。
  • 技術的背景
    放射線の機械測定など開発が進んでいるが化学反応を利用した国産の放射線の見える化膜は未だ有効な製品が市販されていない。

「放射線の見える化」膜の研究開発経過

2009年11月18日株式会社NUCLEAR TECHNOLOGY 福井県三方郡美浜町に設立
2010年4月1日株式会社NUCLEAR TECHNOLOGY 福井県三方郡美浜町で創業
2010年7月前職、ジャパンマテックス(株)専務時代から粘土膜をガスケットに塗布し性能向上研究をしていた関係で産総研 蛯名先生から当地に相応しい研究をできないか相談があった。
粘土膜を利用したラジカル捕集膜で「放射線の見える化」が出来るかもしれないとの構想が生まれた。
早速、化学合成の専門家である横浜国立大学の榊原教授に参加いただき研究が始まった。
(粘土膜を活用したディーゼル排気ガス中に含まれるラジカル成分の色の変化膜の研究をされていた。)
当初は試作膜を日本原子力開発機構(高崎)で放射線照射をお願いした。
2011年3月11日東日本大震災
2011年6月15日若狭湾エネルギ-研究センターの採択を受ける。
平成23年度「嶺南地域新産業創出モデル事業補助金」
「放射線の見える化」膜の研究開発 (基礎研究枠)
(共同研究)  ラジカル捕集膜グループ
当地には、放射線が活用できる施設が多いので地元企業・大学に参加して頂く枠組が出来上がった。
産業技術総合研究所・東北センタ-・横浜国立大学
(株)NUCLEAR TECHNOLOGY・福井工業大学・関西電子ビーム(株)
2012年6月JST(独立行政法人科学技術振興機構)先端計測分析技術の公募申請するも不採択
2012年10月1日若狭湾エネルギ-研究センターの採択を受ける。
平成24年度「嶺南地域新産業創出モデル事業補助金」
「放射線の見える化」膜の研究開発 (実用化研究枠)
(共同研究) 「放射線の見える化」膜グループ
(株)NUCLEAR TECHNOLOGY・横浜国立大学・福井工業大学・関西電子ビーム(株)
外部指導:産業技術総合研究所・東北センタ-
2014年8月若狭湾エネルギ-研究センターの採択を受ける。
「放射線の見える化」膜の研究開発 (実用化研究枠)
(共同研究) 「放射線の見える化」膜グループ
(株)NUCLEAR TECHNOLOGY・横浜国立大学・福井工業大学・関西電子ビーム(株)
外部指導:産業技術総合研究所・東北センタ-

VISTAの導入[139KB]
3Dゲル色素線量計[190KB]

<X線照射>
福井工業大学 X線照射装置 0.02Gy~1Gy 1min
PVAゲル 色の変化動画(YouTubeを開きます)

<重粒子線照射>
重粒子線 照射前・照射後
2016年12月1日画期的に使用が簡略化(再使用可能・廃棄処理容易・長期保管)
X線、Co60、粒子線(プロトン)、中性子線に発色
ゲルインジケーター[1,165KB]

研究体制

放射線の見える化プロジェクト資料・動画

「放射線の見える化」膜プロジェクト

福井工業大学 X線照射装置 PDAゲル 色の変化